- 結露
- 2008年11月19日
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来ましたね、結露の季節。今朝たっぷりできた窓の結露です。
こんな仕事をしていますが、恥ずかしながら我が家は無防備なシングルガラスの普通アルミサッシの家です。("普通"でないものは、例えばアルミ樹脂複合断熱サッシとか、木製サッシとか、です)
今朝の室温は20度、室内湿度45%。神戸の外気温は午前3時に4.4度まで下がっていましたから、ガラスもほぼ同じ温度まで冷えていたはず。となれば当然の結果ですね。
住宅の結露はさまざまな弊害を及ぼします。窓の周りに結露水が滲み込めば、その周りの木材や壁材を傷めます。カビが発生して胞子が飛べば、喘息などの健康被害の原因にもなります。
見えないところ(壁や天井の内部)に発生する内部結露は徐々に建物をいためつけていきます。阪神大震災の時に倒壊した住宅の壁の中が真っ黒にカビて内部の木材がボロボロになっていた状態を目にした方もいらっしゃるでしょう。
住宅の温熱環境は、住む人にとってはもちろんのこと、建物にとっても快適な環境でなくてはなりません。そのための断熱性能や、換気・通風の性能をしっかり検討して行きたいと思います。(K)